韓国京畿道(キョンギド)城南市(ソンナム)のカカオ板橋(パンギョ)社屋(写真=カカオ提供)(c)NEWSIS
韓国京畿道(キョンギド)城南市(ソンナム)のカカオ板橋(パンギョ)社屋(写真=カカオ提供)(c)NEWSIS

【03月27日 KOREA WAVE】韓国国内IT・ゲーム業界で社員の平均年俸が1億ウォン(約1000万円)をはるかに超える企業が続出している。開発者の募集が急増し、2021年に続々年俸が引き上げられ、多数の企業の平均年俸が大幅に上昇した影響だ。

金融監督院の電子公示システムによると、カカオの昨年の社員1人あたりの平均年俸は1億3900万ウォン(約1400万円)だ。これは前年の1億7200万ウォンに比べ19.2%減少した金額だ。昨年、平均給与が減ったのはストックオプション行使差益が減少したためと分析される。

カカオは退職金を除いて給与、賞与やストックオプション行使差益などが含まれた昨年の年間給与総額5177億ウォンを基準に、社員1人あたりの平均給与を算定した。

ストックオプション行使差益を除けば、カカオ社員の昨年の1人あたりの平均給与額は9500万ウォンに減る。前年(8900万ウォン)に比べると11.2%増加した。また、性別で見れば男性社員の場合、1億400万ウォンで1億ウォンを越える。女性社員は8200万ウォンだ。

ネイバーも昨年、社員の平均給与が1億3449万ウォンで、前年(1億2915万ウォン)に比べ4%増加した。これはストックオプション行使差益が反映された金額だ。

ゲーム業界ではカカオゲームズが昨年、社員の平均給与額が1億3800万ウォンで、主要ゲーム会社の中で最も高かった。前年(1億5100万ウォン)に比べると8.6%減少した金額だ。カカオゲームズも親会社カカオと同様に給与総額にストックオプション行使差益が反映された。

次に年俸が高いところはNCソフトだ。昨年の平均給与額は1億1400万ウォンで、前年(1億600万ウォン)に比べ7.5%増加した。

クラフトン(Crafton)は1億900万ウォンで、前年(1億2600万ウォン)に比べて減少した。これはストックオプション行使利益が含まれた金額だ。パールアビス(Pearl Abyss)も9633万ウォンで1億ウォンに迫った。男性社員の場合、ゲーム事業部門は1億391万ウォン、管理職は1億224万ウォンで1億ウォンを超えた。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News