東京ガスのユーチューブより(c)MONEYTODAY
東京ガスのユーチューブより(c)MONEYTODAY

【03月27日 KOREA WAVE】東京ガスが韓流アイドルのファンになった母親の話を題材にしたCMを公開したところ、韓国国内でも人気を博し、拡散されている。日本の公共企業が韓流をテーマに広告を制作したのは異例だとして珍しがられている。

東京ガスが今月17日公開したのはCM「母の推し活」篇。「推し活」とは、イチオシのアイドルのグッズを集めたり熱烈に応援したりすることを指す。

CMには、日本のドラマ「深夜食堂」などで有名な俳優、安藤玉恵が、娘を育てるタクシー運転手のワーキングママとして登場する。

CMは次のような内容だ。

タクシーの中で弁当を食べている時、偶然テレビに出てくる韓流アイドルグループ「ONEUS」のメンバー、ファヌンを見て夢中になる。母親はONEUSの音楽を聴いたり雑誌を読んだりして、娘に写真を見てほしいと求めたりする。

また、東京にあるコリアンタウンの新大久保で韓国のデザートを食べたり、韓国語教室で言葉を学んだり、タクシーに乗った韓国人客と会話を交わしたりする。

ONEUSのアルバム発売記念ソウルコンサートに当選し、大喜びする母親の姿も。しかし、母親はタクシーの客から風邪を移されてしまい、結局コンサートに行けない。

落胆する母親を娘は叱咤激励し、母親のために韓国料理サムゲタンを作ってあげる。母親がそれをおいしく食べる。

ガス会社らしく、料理の際にガスレンジがクローズアップされる。

今回のCMについて、東京ガスは「家庭と社会で一生懸命働いて家族を支えながら『推し活』する母親を題材にした。好きなことに熱中することで人生が豊かになっていく姿を描いたもので、すべての人を尊重し、もっと近くで応援したいという東京ガスの姿勢を伝えている」と説明している。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News