【3月26日 AFP】中米ホンジュラスは25日、台湾との断交を発表した。直後に台湾も断交を宣言。この結果、台湾が外交関係を維持する国は13か国となった。

 ホンジュラス外務省は声明で、シオマラ・カストロ(Xiomara Castro)大統領の指示に基づき、エンリケ・レイナ(Enrique Reina)外相が台湾に「外交関係の停止決定」を伝えたとしている。

 レイナ外相は23日に中国・北京を訪れ、国交樹立について協議。それに先立ちカストロ大統領は14日、中国との国交樹立の方針を表明していた。

 台湾の呉釗燮(Joseph Wu)外交部長(外相)はホンジュラスの発表を受けて記者会見を開き、同国との断交を発表。「中国は金融支援を使ってホンジュラスを誘い込む試みを続けている」とし、「カストロ大統領や政府首脳は中国に幻想を抱いている」と語った。(c)AFP