【3月23日 AFP】タイの裁判所は23日、同国のオーストラリア大使館の女子トイレに隠し撮りカメラを設置したとして、大使館の元ITマネジャーに禁錮2年を言い渡した。

 ナヨト・タムソンサナ被告(39)は、わいせつ行為に及んだとして2件の罪を認めた。

 検察当局者はAFPに対し、「裁判所は2件の罪状で有罪とし、それぞれの罪に対し禁錮2年を言い渡したが、被告が自白したことにより半分に減刑された」と述べた。

 豪公共放送ABCによると、2021年にトイレの床でメモリーカードが見つかった後、カメラが発見された。被告は22年1月、大使館が被害届を提出した際に解雇・逮捕された。警察の捜査には、女性60人が協力したという。(c)AFP