米受刑者2人、歯ブラシで脱獄 パンケーキ店で拘束
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【3月23日 AFP】米バージニア州の刑務所で20日夜、受刑者2人が歯ブラシなどを使って脱獄した。ただ数時間後にはパンケーキが有名な飲食店で身柄を確保され、「完全脱獄」は成らなかった。
脱獄したのは、ニューポートニューズ刑務所(Newport News Jail)に収監されていたジョン・ガルサ(John Garza)受刑者(37)とアーリー・ネモ(Arley Nemo)受刑者(43)。
2人は歯ブラシと金属片で作った道具を用い、壁の補強に使われていた鉄筋を入手。この鉄筋で壁に穴を開け、さらに外壁をよじ登って脱獄したとされる。保安官事務所は、建設の際の欠陥部分が利用されたとしているが、具体的な手口は明らかにしていない。
しかし、自由をかみしめたのもつかの間。2人は21日早朝、刑務所近くの町ハンプトン(Hampton)にある、パンケーキで知られるレストランチェーン「IHOP(アイホップ)」の店舗で拘束された。拘束時に店内にいたかは不明。
保安官事務所によると、ガルサ受刑者は法廷侮辱や執行猶予中の違反行為の罪で、ネモ受刑者はクレジットカード詐欺や偽造などの罪で服役していた。(c)AFP