【3月22日 AFP】ウクライナフェンシング連盟(NFFU)は、ロシアによる自国への侵攻が続く中で、ロシアとベラルーシの選手の大会出場が認められたことを受け、両国が出場するあらゆる大会をボイコットすると発表した。

 連盟は20日、「臨時会合」を行ってボイコットを決定したと発表。「ロシアとベラルーシの選手と、あらゆるレベルの大会で対戦しないだけでなく、両国の選手が出場する大会に選手とコーチ、審判が参加しないことも決めた」と述べた。

 さらに連盟は、ロシアとベラルーシの選手の国際大会復帰を容認した国際フェンシング連盟(FIE)に対し、「違法で恥ずべき決定」として異議を唱える意向も明らかにしている。

 来年のパリ五輪について、FIEは「国際オリンピック委員会(IOC)が今後方針を示し、決定する可能性のある事柄」として両国の参加の最終判断は下していない。

 しかし、4月から来年3月にかけてのパリ五輪予選にロシアとベラルーシの選手の出場が認められている中で、ウクライナの選手は今回のNFFUの決定の影響を受けることになる。(c)AFP