国連水会議、22日から 世界の水危機を協議
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【3月20日 AFP】世界の数十億人が水の問題で危機的状況に置かれている中、46年ぶりとなる国連(UN)水会議が22日から開催される。
24日までの日程で行われる会議は、オランダとタジキスタンが共催する。オランダの国際水資源問題特使のヘンク・オビンク(Henk Ovink)氏は、「今やるかやらないかだ。またとない機会」とAFPに意気込みを語った。
水を議題にした同様のハイレベル国際会議は、1977年以来となる。
水の問題をめぐる状況は深刻だ。人間の活動が引き起こした気候変動によって、ある場所では干ばつが起きたり、ある場所では洪水が起きたりして、世界のサイクルはどんどん悪化している。
国連のデータによると水ストレスのある国で暮らしている人は現在、23億人に上る。2020年には、20億人が飲料水へのアクセスがなかった。また、36億人が自宅にトイレがなく、23億人は手を洗うための水が家になかった。こうした劣悪な衛生状態は、病気につながる恐れがある。(c)AFP