【3月20日 AFP】22-23ドイツ・ブンデスリーガ1部は19日、第25節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は1-2でバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)に敗れ、リーグ首位から陥落した。

 敗れたバイエルンは勝ち点1差でボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に首位を明け渡し、優勝争いの行方は混沌(こんとん)としている。4月1日に行われる次節ドルトムントとの直接対決に向け、ユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督は「われわれにとっては絶対に勝たなくてはいけない試合になった。勝てなければ優勝は非常に難しくなる」とコメントした。

 レバークーゼンはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)にも助けられながら、W杯カタール大会(2022 World Cup)優勝メンバーであるアルゼンチン代表エセキエル・パラシオス(Exequiel Palacios)がPK2本を決めて逆転勝利。古巣との初対戦となったシャビ・アロンソ(Xabi Alonso)監督に金星をプレゼントした。6位との勝ち点差も3ポイントに縮め、欧州カップ戦の出場権争いに生き残っている。

 ウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)は6位以内を争うライバルのフランクフルト(Eintracht Frankfurt)に2-0で勝利し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)出場に前進した。

 ラニ・ケディラ(Rani Khedira)がブンデスリーガ出場194試合で7ゴール目となる先制点を決めたウニオンは、ホームでのリーグ戦18試合無敗を維持し、5位RBライプツィヒ(RB Leipzig)と勝ち点3差の3位に再浮上している。

 また、SCフライブルク(SC Freiburg)は1-1でマインツ05(Mainz 05)と引き分けたものの、4位に浮上した。

 フライブルクは相手GKのミスを突いてボールを奪った堂安律(Ritsu Doan)が2戦連続ゴールを決め、チームはそのまま勝利を収めるかに思われたが、終了間際にマインツのカリム・オニシウォ(Karim Onisiwo)に同点ゴールを奪われ、勝ち点2を落とした。(c)AFP