【3月18日 AFP】メキシコ中部グアナフアト(Guanajuato)州セラヤ(Celaya)で、拉致され行方が分からなくなっていた女性5人の焼け焦げた遺体が見つかった。当局が17日、発表した。

 今月、市内のイベント会場での仕事に向かう途中で19歳から48歳の計6人の女性が何者かに拉致され、行方不明となっていた。

 州検察が会見で明らかにしたところによれば、見つかった遺体はDNA鑑定により、この6人のうちの5人であることが確認された。遺体の「ほぼ全身が焼けていた」という。

 検察によると、当局は北東部タマウリパス(Tamaulipas)州のギャング構成員とみられる容疑者6人を逮捕した。うち1人はホンジュラス人。殺害の動機については捜査中で、現場鑑識活動が続けられている。

 公式の統計によると、メキシコでは一日に約10人の女性が殺害されている。グアナフアト州では、麻薬カルテル「ハリスコ新世代(Jalisco New Generation)」と「サンタ・ロサ・デ・リマ(Santa Rosa de Lima)」が抗争を繰り広げ、国内で最も暴力事件が多い。(c)AFP