【3月18日 AFP】国際刑事裁判所(ICC)が、ウクライナの子どもの違法連行をめぐる戦争犯罪の疑いで、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に逮捕状を出したことを受け、ロシアのドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)大統領府報道官は17日の記者会見で、同国はICCの管轄権を認めておらず、逮捕状は法的に「無効」だとの見解を示した。

 ロシア外務省のマリア・ザハロワ(Maria Zakharova)報道官もメッセージアプリのテレグラム(Telegram)への投稿で、ロシアはICC設立に関する条約「ローマ規程(Rome Statute)」の締約国ではないため、ICCの決定は同国にとって「意味を持たない」と主張。

 ドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)前大統領は、ICCの逮捕状をトイレットペーパーになぞらえてやゆ。ツイッター(Twitter)への投稿で、「この紙がどこに使われるべきかは説明不要だ」とのコメントに、トイレットペーパーの絵文字を添えた。(c)AFP