【3月17日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のレジェンド、マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏(60)が、自身が筆頭オーナーを務めるシャーロット・ホーネッツ(Charlotte Hornets)の株式の過半数売却に向けて交渉に入っていると、16日に米スポーツ専門チャンネルESPNが報じた。取引は差し迫っていないという。

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 ESPNは匿名の情報筋の話として、ジョーダン氏は少数株の保有は続ける見込みだと伝えた。

 米経済誌フォーブス(Forbes)が昨年10月に発表したNBAチームの資産価値で、ホーネッツは全30球団中4番目に低い17億ドル(約2260億円)となっていた。

 現役時代の1990年代にシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)で通算6度のNBAファイナル制覇を達成し、通算5度のシーズン最優秀選手(MVP)に選出されたジョーダン氏は、2006年に少数株主としてホーネッツのオーナーグループの一員となり、2010年にチームを2億7500万ドル(約365億5500万円)で買収。NBA球団の筆頭オーナーとしては唯一の黒人となっている。

 ホーネッツは、04年のリーグ拡張に伴いシャーロット・ボブキャッツ(Charlotte Bobcats)としてNBAに参戦して以降、ジョーダン氏が買収した直後の09-10シーズンを含め、プレーオフでシリーズを突破したことは一度もない。今季も22勝49敗で東カンファレンス14位に沈み、ポストシーズン進出は絶望的となっている。(c)AFP