【3月16日 AFP】ロシア国防省によると、セルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)国防相は15日、米国のロイド・オースティン(Lloyd Austin)国防長官と電話で協議し、「ロシア連邦の権益に対する情報収集活動の増加」が、黒海(Black Sea)上空での米無人機とロシア軍戦闘機による接触の要因の一つになったとの考えを示した。

 ショイグ氏は情報収集活動のほか、ロシアがウクライナ侵攻後に宣言した「飛行制限空域を守らないこと」も事故原因として挙げた。 

 ロシア国防省は「クリミア(Crimea)沖での米国の戦略的な無人機の飛行は本質的に挑発的であり、黒海周辺で情勢がエスカレートする素地になる」と指摘した。

 同省は「ロシアはこうした事態の進展に興味がないが、すべての挑発行為に対しては相応に対応し続ける」と表明した。(c)AFP