【3月16日 AFP】 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は15日、米国で1次ラウンドの試合が行われ、プールDではプエルトリコが5-2でドミニカ共和国を下し、メキシコとの準々決勝に進出した。

 プエルトリコは3回、クリスティアン・バスケス(Christian Vazquez)の本塁打で先制すると、その後もフランシスコ・リンドーア(Francisco Lindor)の適時打などで4点を先行し、スター選手が名を連ねるドミニカ共和国を相手に主導権を握った。

 その裏にフアン・ソト(Juan Soto)の特大の一発で1点を返されたプエルトリコだったが、5回にリンドーアが相手守備のもたつく間にランニング本塁打を放ち加点。その後のドミニカ共和国の反撃を1点に抑えた。

 しかし、エドウィン・ディアス(Edwin Diaz)がチームメートと勝利を喜ぶダンスの最中に負傷し、歓喜の輪は一転してほろ苦いものとなった。米大リーグ(MLB)のニューヨーク・メッツ(New York Mets)でクローザーを務めるディアスは右ひざに重傷を負った様子で、肩を借りてフィールドを後にすると車いすに乗って球場を後にした。

 同組のもう1試合ではベネズエラが5-1でイスラエルに勝利して4戦全勝を収め、米国と対戦する準々決勝に駒を進めている。(c)AFP