【3月19日 CGTN Japanese】パンダの町として知られる中国四川省(Sichuan)雅安市(Ya'an)で最近、街角に描かれたパンダのグラフィティが注目されています。

 グラフィティアーティストの姜雅(Jiang Ya)さんは「街のあちこちにパンダを描くことで、街に彩りを増やすとともに、道行く人に小さな幸運をもたらしたい」という思いからこうした活動を始めました。

 姜さんが昨年10月、SNS上に「雅安にパンダ1000頭を無料で描くことを約束する」と投稿すると、多くのネットユーザーからの支持を得ました。翌日には道具を持って出かけ、公園で大きな石を数個見つけて、パンダ3頭を描きました。多くのネットユーザーが姜さんを応援するために現場に駆けつけ、差し入れをする人もいました。

 それから姜さんは、街中のさまざまなものにパンダを描き、その様子を動画配信しています。雅安はジャイアントパンダが世界で初めて科学的に発見され、命名された場所です。姜さんは、この活動を通じてより多くの人に雅安のパンダ文化を理解してもらいたいと語りました。

 姜さんが手掛けたパンダグラフィティはすでに200点を超えています。これからも1日2頭のペースで描き、1000頭という目標に向かって進んでいます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News