【3月18日 CGTN Japanese】中国最南端の省である海南省(Hainan)の五指山市(Wuzhishan)番陽鎮(Fanyang)でこのほど、村民が山中の淵でいくつかの円い半透明の水生生物を発見しました。専門家が現場で確認したところ、それらの生物が「水中のジャイアントパンダ」と呼ばれるマミズクラゲであることが判明しました。

 マミズクラゲが発見された場所は、天然の巨岩に囲まれた淵で、エメラルドグリーンの澄んだ水の中を、いくつかの半透明の生物が傘を開いたり閉じたりしながらゆっくりと動いていました。体が完全に伸びきるとまるで開いた傘のように見え、コインほどの大きさで、環状水管の周辺からは長さが不ぞろいの触手が延びています。

 成熟したマミズクラゲが生息できる水質は非常に限られており、pH値が6.4から8であること、水温が25℃から32℃の間であることなどの厳密な条件が求められます。そのため、マミズクラゲは「水中環境の検査員」とも呼ばれています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News