【3月14日 AFP】ウクライナ政府は13日、同国がジョージアで先週発生した「外国の代理人(スパイ)」法案に対する大規模な抗議デモに干渉したとのジョージア側の主張を否定した。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は8日、「民主主義の成功」を願うとしてジョージアのデモにエールを送った。

 これを受け、ジョージアのイラクリ・ガリバシビリ(Irakli Garibashvili)首相は12日、政府寄りのテレビ局Imedi TVのインタビューで「戦争の当事者が、破壊的な集会について語るために時間を割くということ自体、ジョージア内に変化を引き起こそうと干渉している直接的な証拠だ」と非難。他のウクライナ政府高官の発言も「直接的な干渉だ」と述べた。

 ロシアは10日、ジョージアの大規模デモを扇動しているのは外国だと主張。デモをロシアとの国境に緊張を生じさせるためのクーデターになぞらえた。

 これに対しウクライナ外務省のオレグ・ニコレンコ(Oleg Nikolenko)報道官は13日、「ジョージア当局はロシアのプロパガンダをほぼ一字一句繰り返し、ウクライナがジョージア国内でクーデターを準備し、ロシアとの戦争に引きずり込もうとしていると非難している」とフェイスブック(Facebook)で反論。「こうした現実とかけ離れた中傷は断固受け入れられない」「ジョージア当局は敵を見間違えている」と語った。(c)AFP