【3月13日 CGTN Japanese】中国の2022年の都市部新規就業者数は1206万人で、年間目標である1100万人を上回りました。今年に入り、新型コロナウイルス感染症対策の適正化と調整に伴い、中国国内の雇用市場は採用ブームを迎えています。 

 中国中部に位置する「人口大省」の河南省では、「雇用シェア」という新たなモデルが、省都・鄭州市の雇用創出の新たな特徴になっています。食品企業に勤める蒋玉霞さんは昨年から、会社の生産の閑散期に、周辺にある電子商取引(EC)企業に在籍型の出向をしています。 

 企業間では、ビッグデータプラットフォームを通じた従業員情報の交流により、自社のニーズに適合する労働力資源と速やかにマッチングして雇用シェアを実現することができます。この新たなタイプの雇用モデルは、採用の活発な時期と落ち着く時期に合わせて労働力配置を柔軟に調整したいという企業のニーズを満たすだけでなく、従業員の安定的な雇用の確保と社会の負担の軽減にもつながるとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News