【3月13日 AFP】22-23スペイン1部リーグは12日、第25節の試合が行われ、首位FCバルセロナ(FC Barcelona)はラフィーニャ(Raphinha)のゴールでアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に1-0で競り勝ち、2位レアル・マドリード(Real Madrid)との勝ち点9差を保った。

 10日にクラブが汚職の罪で起訴されたバルセロナだが、チームは雑音をシャットアウトして2018-19シーズン以来のリーグ優勝へまた一歩前進した。

 好調ラフィーニャがセルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)のパスから先制点を決めて前半に均衡を破ると、守備ではGKマルクアンドレ・テル・シュテーゲン(Marc-Andre ter Stegen)の好セーブや枠に助けられ、今季リーグ戦19回目のクリーンシートを達成。1-0勝利はこれで9戦目となった。

 バルセロナはこれで、勝ち点9の大差をつけて次節ホームでレアルとの伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」に臨む。敗れたビルバオはこれで公式戦5試合未勝利となった。

 ホームのビルバオファンは、紙幣を模した「マフィア」と書かれた紙を放り投げてバルセロナの汚職疑惑に抗議した。バルセロナのシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督は「きょうの敵対的な雰囲気には驚いた。サン・マメス(Estadio San Mames)でバルサが敵意を向けられたのは悲しい。社会にとっていいことではないと思う」とコメントした。

 下位に沈むセビージャFC(Sevilla FC)は、ルーカス・オカンポス(Lucas Ocampos)とエリク・ラメラ(Erik Lamela)がゴールを決め、アルメリア(UD Almeria)との残留争いの直接対決で2-1の逆転勝利を収めた。貴重な白星を挙げたセビージャは、降格圏と勝ち点2差の13位に浮上し、アルメリアは19位に順位を落とした。(c)AFP/Rik Sharma