■チームメートは昔からの仲間

 チェコチームは外国出身選手が4人しかおらず、ほとんどが一緒にプレーして育ったメンバーばかりで、ジーマは「一緒に育った仲間とプレーしたいし、自分たちにとってチーム精神は本当に重要だと思う」と語っている。

 一方、エリック・ソガード(Eric Sogard)は数少ない米国出身の選手で、大リーグ(MLB)の複数球団でプレーした実績がある。母親がチェコ人のソガードは、チェコには一度も行ったことがなく、チームとはまだほんの数日しか一緒に過ごしていない。

 それでも、「この大会で人々を驚かせる」ことができると確信するのに十分なものを見てきたと言うソガード。「野球への姿勢や取り組み方、それに日々の向上心。これまで非常に素晴らしいものを目にしてきた」と述べ、「才能がそろっている」と胸を張る。

 次の試練は大谷を擁する日本との一戦だが、ソガードは何が起きても不思議ではないと信じている。

「仲間のことを思うとうれしい。こういう舞台はみんな初めてだし、最高のチームと対戦することができるからだ」

「メンバーは正しい姿勢で挑んでいるし、最高のチームとの対戦にわくわくしている。少しも恐れてはいない」 (c)AFP/Andrew MCKIRDY