0.54秒のロマン! 中国宇宙ステーションの月面通過の瞬間
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【3月10日 CGTN Japanese】北京時間7日の午前1時16分6秒、中国北京市内にある名門校、清華大学博士課程の大学院生・張嘉奇さんをはじめとする4人の学生が、清華大学の運動場から、中国の宇宙ステーション「天宮(Tiangong)」が月面をよぎる瞬間を撮影しました。「天宮」が月面を通過したシーンはわずか0.54秒でした。
張さんによりますと、中国の宇宙ステーションが太陽面や月面を通過する現象は毎日起こりますが、それを観察できる地上の位置はその都度異なります。清華天文協会は、公開された中国の宇宙ステーションの軌道情報から月面通過の具体的な位置と正確な時間を算出し、清華大学の西運動場から観察が可能なことを発見しました。7日の未明、張さんと3人の学生は数台の設備を用意して1時間余り待機した結果、中国の宇宙ステーションが月面をよぎる全過程と宇宙ステーションの細部を撮影すると共に、月面全体を記録に収めました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News