【3月8日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は、東部の要衝バフムート(Bakhmut)をロシア軍が掌握したら、ウクライナ東部各地へ通じる「道が開ける」ことになるとの見解を示した。米メディアが7日、報じた。

 ゼレンスキー氏は米CNNのウルフ・ブリッツァー(Wolf Blitzer)氏とのインタビューで、「バフムートが制圧されれば、さらなる進軍を許すことになる。クラマトルスク(Kramatorsk)、スラビャンスク(Slavyansk)にも行ける。ロシア軍がドネツク(Donetsk)市の方向に、他のウクライナの町々に行く道が開ける」と述べた。インタビューは8日に放送予定。

 侵攻前は人口8万人いたバフムートをめぐる攻防は最長となっており、死者も多数出ている。周辺は広い範囲で壊滅し、数百万人が避難を余儀なくされている。(c)AFP