【3月7日 CGTN Japanese】気温が高くなるにつれ、長江のスナメリは「恋の季節」を迎えました。中国南東部の江西省(Jiangxi)鄱陽湖では先日、スナメリがペアを組んで水面で戯れるシーンが見られました。撮影された映像からは、多くの、ペアを組んだスナメリたちが湖面に姿を現わしているのが分かります。スナメリたちがペアで跳ね上がったり、水を噴き出したりしながら水しぶきを上げる情景はとても楽しそうです。

 パトロールの隊員によると、ここ数日の暖かさで、湖上では毎日延べ100頭以上のスナメリを見ることができます。それらの多くはつがいまたは親子で、スナメリがペアを組む頻度が増しており、春の繁殖期に入ったことを示しています。

 長江スナメリはクジラ目の哺乳動物で、体長は通常1.2メートル前後、最長は1.9メートルに達するものもあり、外見はイルカに似ています。全身は鉛色か灰白色で、寿命は約20年です。一般的には海水と淡水の境の海域に生息していますが、淡水の中で生きることもでき、単独活動を好みます。主に、洞庭湖、鄱陽湖および長江本流の中下流域一帯に分布しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News