【3月6日 AFP】バングラデシュ南東部にあるミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の難民キャンプで5日、火災が発生し、約1万2000人が住まいを失った。

 バングラデシュの難民問題担当者によると、火災は世界最大規模の難民キャンプ「クトゥパロン(Kutupalong)」で午後2時45分ごろに発生。竹や防水シートなどで造られた約2000戸の小屋があっという間に炎上した。

 少なくとも35のモスク(イスラム礼拝所)と21の学習施設も燃えたが、現時点では死傷者の報告はないという。

 火は3時間弱で消し止められた。出火原因は不明で、当局は調査を命じている。

 クトゥパロンでは100万人近いロヒンギャ難民が劣悪な環境で暮らしており、火災も頻発している。(c)AFP