【3月6日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、アーノルド・パーマー招待(Arnold Palmer Invitational 2023)は5日、米フロリダ州オーランド(Orlando)のベイヒルクラブ&ロッジ(Bay Hill Club & Lodge、パー72)で最終日が行われ、カート・キタヤマ(Kurt Kitayama、米国)がイーブンパー「72」で回り、通算9アンダーでツアー初勝利を挙げた。

 30歳のキタヤマは2015年のプロ転向後、米下部ツアーとアジアツアー、欧州ツアーを経て2021年にようやくツアーカードを獲得した苦労人。昨年は2位を3度経験し、この日も一時はあと一歩届かないかにみえたが、ビッグネームの追走を振り切って悲願の優勝を果たした。

 最終日は1打差の首位でスタートすると、9番でトリプルボギーをたたいて一度はトップから陥落。それでも後半は他の選手の失速にも助けられ、1打差で逃げ切った。

 優勝賞金360万ドル(約4億9000万円)を手にしたキタヤマは「ツアーで優勝することをいつも夢見てきた。ついにそれを実現でき、本当に信じられない」と喜んだ。

「70」で回ったロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)とハリス・イングリッシュ(Harris English、米国)が通算8アンダーで2位タイ。スコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler)、ジョーダン・スピース(Jordan Spieth)、パトリック・キャントレー(Patrick Cantlay)の米国勢とタイレル・ハットン(Tyrrell Hatton、イングランド)が通算7アンダーで4位タイとなった。(c)AFP