【3月5日 AFP】スーパーラグビー・パシフィック(2023 Super Rugby Pacific)の試合中に、相手選手に向かって首をかき切るジェスチャーをしたニュージーランド代表のアーディ・サベア(Ardie Savea)が、「スポーツマンシップの精神」に反する行為だったかを判断するための呼び出しを受けた。

 オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)のサベアは、ハリケーンズ(Hurricanes)の主将として出場した3日のメルボルン・レベルズ(Melbourne Rebels)戦でイエローカードを受けた直後、相手選手との言い合いの中で問題のジェスチャーを行った。

 試合後には手本となる行為ではなかったと謝罪し、後悔を口にしたが、試合のサイティングコミッショナーは「反則に対するレッドカードの基準」を満たしていると判断し、6日のレビュー委員会でさらなる処分が検討されることになった。

 オールブラックスで70試合に出場し、世界屈指の選手の一人とみなされているサベアは、両チームが起こした小競り合いを「エスカレート」させたとしてイエローカードを受けたが、相手チームの選手はサベアのジェスチャーは「殺すぞ」と脅すものだとして、より厳しい処分を主審に求めていた。

 サベアは試合後、自制心を失ったことを認め、父親から叱られたとも話している。(c)AFP