【3月5日 AFP】22-23フランス・リーグ1は4日、第26節の試合が行われ、首位パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)がクラブ歴代最多得点記録を更新する通算201ゴール目を挙げるなどし、ナント(FC Nantes)を4-2で下した。

 24歳のエムバペは前節のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)戦での2得点でエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)の記録に並ぶと、この日は後半アディショナルタイムにゴールを決めて単独トップに立った。当時18歳だった2017年にASモナコ(AS Monaco)から加入し、わずか247試合出場で記録を更新。カヴァーニは約7年間かけ通算298試合に出場して前の記録をつくっていた。

 試合後にはピッチ上で表彰式が行われ、クラブからトロフィーを授与されたエムバペ。仏テレビ局カナル・プリュス(Canal Plus)に対し、「自分は歴史をつくるためにプレーしている。フランスで、母国の首都で、そして地元で歴史をつくりたいと常に言ってきた中で、今それを実現している。素晴らしいことだが、まだまだやるべきことがある」とコメントした。

 PSGはリオネル・メッシ(Lionel Messi)のゴールと相手のオウンゴールで2-0としたところから一度は同点に追いつかれたが、エムバペのアシストからダニーロ・ペレイラ(Danilo Pereira)の得点で勝ち越すと、最後はエムバペが記録更新のゴールを奪った。

 これで5日に試合を控える2位マルセイユとの差を暫定11ポイントに拡大。8日にはバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)決勝トーナメント1回戦第2戦を控える中で、弾みのつく勝利となった。PSGは敵地での第2戦で0-1からの逆転を目指す。(c)AFP/Andy SCOTT