【3月5日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権（Dubai Duty Free Tennis Championships 2023）は4日、男子シングルス決勝が行われ、大会第3シードのダニール・メドベージェフ（Daniil Medvedev）は6-2、6-2で第2シードのアンドレイ・ルブレフ（Andrey Rublev）を下し、自信を完全に取り戻す3週連続優勝を達成した。

　ABNアムロ・オープン（ABN AMRO Open 2023）からカタール・エクソンモービル・オープン（Qatar ExxonMobil Open 2023）、さらに今大会にかけて、19日間でマッチ14連勝を飾ったメドベージェフだが、勝利後テレビのカメラに「まだ終わりじゃない」とサインした。

　2月に短期間ながら世界ランキング10位以内から陥落した後、見事に巻き返しているメドベージェフは、「今年のスタートは完璧じゃなかったから、信じられない。テニスでは、大会で勝てないと、練習でどんなにうまく行っていても自信をなくしてしまう」と話し、「僕もだいぶ自信をなくしていたが、今は回復した。この3週間のことは本当にうれしいし、今後も楽しみだ」と続けた。

　メドベージェフは1週間を通じて見事なテニスを披露し、準決勝では世界1位のノバク・ジョコビッチ（Novak Djokovic、セルビア）から待望の勝利を挙げると、決勝では連覇を狙ったルブレフに快勝。ウイナーは決勝の27本を含め、5試合で120本に達した。

　ルブレフはメドベージェフとの対戦で連勝中だったが、この日は完敗を喫した。ネットプレーに活路を見いだそうと18回前に出たが、成功したのは12回で、相手にコート深くから打ち負かされた。(c)AFP/Reem ABULLEIL