【3月2日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)の元スター選手、コービー・ブライアント(Kobe Bryant)氏が死亡した2020年1月のヘリコプター墜落事故をめぐり、初期対応に当たった保安局職員らが遺体写真を他人に見せるなどして精神的苦痛を受けたと妻が訴えていた裁判で、米ロサンゼルス郡が2885万ドル(約39億3000万円)を支払うことで和解に達した。

 ロサンゼルス近郊の丘陵地帯で発生した事故では、ヘリコプターに乗っていたブライアント氏と娘のジアナ(Gianna Maria-Onore Bryant)さんら9人が亡くなった。現場に駆けつけた保安官代理や消防隊員は、2人の遺体の一部を含む写真を撮影し、妻のヴァネッサ(Vanessa Bryant)さんは将来画像がネット上に流出することを危惧しているなどと主張していた。(c)AFP