【3月1日 AFP】男子テニス、メキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2023)の主催者は28日、大会第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)が右太ももの張りを理由に欠場すると発表した。また、第5シードのキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)も疲労を理由に大会を棄権した。

 26日に行われたリオ・オープン(Rio Open 2023)決勝で、ノーリーはアルカラスを逆転で下して優勝を飾っていたが、両選手は中1日でメキシコ・オープン初戦を迎える予定となっていた。

 この一戦で世界ランク2位につけるアルカラスは何度も治療を受け、コンディションに懸念が生じていた。

 アルカラスはツイッター(Twitter)に、「けさの検査で右ハムストリングに軽度の張りがあったため、数日間離脱することになった。ここで戦えないのは悲しいが、いまは回復して、できるだけ早く準備を整えることを考える時だ。皆さんにすぐ会えるのを楽しみにしている」とつづった。

 一方でノーリーは、アルゼンチン・オープン(Argentina Open 2023)で苦杯を喫したアルカラスを破り、リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)ではキャリア最大となるクレー大会のタイトルを獲得。今季はツアー最多のマッチ18勝を挙げている。

 両選手は今後、本戦が8日に開幕するマスターズ1000(ATP Masters 1000)のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2023)出場に向けて、体調を整えていくことになる。(c)AFP