【2月27日 AFP】男子テニス、リオ・オープン(Rio Open 2023)は26日、シングルス決勝が行われ、大会第2シードのキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)が5-7、6-4、7-5の逆転で第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)を破り、優勝を果たした。

 ノーリーは今季初優勝で、ツアー通算5勝目。両者はちょうど1週間前のアルゼンチン・オープン(Argentina Open 2023)決勝でも対戦し、そのときはアルカラスが勝利していた。

 今季3度目の決勝でようやく勝利を収めたノーリーは、「今回の優勝は本当に格別だ。特に今年は2回決勝で負けていたからね」と喜んだ。

 ノーリーは「厳しい試合だった。最初のセットを取られ、さらに1ブレークダウンになり、サービスゲームで0-30と先行された」と振り返り、「その時点ではダメな感じだったが、なんとか切り替えて流れを変え、いい日にできた」と話した。

「いろいろな悪魔と戦う必要があったが、大事な場面でどうにかいいプレーができた。きょうはそれが大事だった」

 一方のアルカラスには、またしてもコンディションの懸念が生じている。アルゼンチン・オープンでけがから復帰したばかりのアルカラスは、2時間40分の消耗戦の中で何度も治療を受け、後半は明らかに太ももを痛めている様子で、第2セット途中には右太ももをテーピングで固めてプレーした。

 アルカラスは次週、メキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2023)に出場する予定で、その後はBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2023)も待っている。(c)AFP