【2月28日 AFP】今年開催されるFIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2023)の各大陸予選が26日に行われ、米大陸予選では前回準優勝の強豪アルゼンチンが75-79でドミニカ共和国に敗れた。これでアルゼンチンはグループ4位に沈み、9大会連続で出場を果たしていた中で、1982年大会以来となるW杯本大会の切符を逃した。

 アルゼンチン・ブエノスアイレス南部のマルデルプラタ(Mar del Plata)で行われたこの一戦で、ドミニカ共和国は第3クオーター終盤まで17点差をつけられていたが、そこから大逆転勝利を収めた。

 対するアルゼンチンは、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)でプレーするガブリエル・デック(Gabriel Deck)ら欧州組のスター選手を招集したものの、1位カナダ、2位ドミニカ共和国、3位ベネズエラの後塵(こうじん)を拝するという大きな屈辱を味わった。

 アフリカ予選では、レアルでプレーする身長220センチのビッグマン、ウォルター・タバレス(Walter Tavares)を擁する小国カボベルデが79-64でコートジボワールを下し、本戦の切符を手に入れた。また、欧州予選ではジョージアがアイスランドに77-80で敗れたものの、史上初の本戦出場が決定した。

 本大会は8月25日から9月10日にかけて、フィリピン、日本、インドネシアで開催される。

 フィリピンと日本は開催国として自動的に出場が決定しているが、インドネシアは出場基準となるアジアカップ(2022 FIBA Asia Cup)8強入りを果たせず、出場は見送られることになった。

 出場が決定した国は以下の通り。

アフリカ:カボベルデ、コートジボワール、アンゴラ、南スーダン、エジプト

アジア:フィリピン、日本、イラン、ニュージーランド、オーストラリア、レバノン、ヨルダン、中国

米大陸:米国、カナダ、ブラジル、プエルトリコ、メキシコ、ドミニカ共和国、ベネズエラ

欧州:フィンランド、リトアニア、ドイツ、ギリシャ、スロベニア、フランス、スペイン、イタリア、ジョージア、モンテネグロ、ラトビア、セルビア

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