【2月27日 AFP】トルコ東部で27日、マグニチュード(M)5.6の地震が発生し、1人が死亡、約70人が負傷した。災害緊急事態対策庁(AFAD)が発表した。

 震源地は、今月6日に起きたM7.8の地震で被災したマラティヤ(Malatya)県イェシルユルト(Yesilyurt)地区。前回の地震ですでに損壊していた建物29棟が倒壊したという。

 現地メディアによると、荷物を取るために損壊した建物内に入っていた男性とその娘が、27日の地震後に閉じ込められた。男性は救急搬送されたもようだが、残る娘の救出活動が続いている。

 AFADによると6日の地震以降、記録された余震は1万回近くに上っている。

 今回の一連の地震で現地メディアは、建築基準法に準拠していない建物について声高に批判している。レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は、被災地で今後1年以内に住宅27万戸を再建する計画を発表している。(c)AFP