【2月25日 AFP】男子テニス、カタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2023)は24日、シングルス準決勝が行われ、2度の大会制覇を誇るワイルドカード(主催者推薦)のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は5本のマッチポイントをしのいでイジー・レヘチカ(Jiri Lehecka、チェコ)を6-0、3-6、7-6(8-6)で下し、8か月ぶりのツアー決勝進出を果たした。

 試合後には「キャリアの中でも屈指の信じられない逆転となった」と振り返り、「どうやって試合をひっくり返したのか分からない」と話した。

 これで今大会は全4試合で計8本のマッチポイントをしのいだことになる。また、ここまで全試合がフルセットにもつれ、タイブレークも3度あった中で、「キャリアを通してこんな経験はしたことがなかった」とマレー。「今週は全く異なる形で終わっていてもおかしくなかった」と認めつつ、「本当に重要な局面でのプレーで、しばらく欠けていた自分のテニスに対する自信と信頼を見せることができている」と語った。

 2019年のヨーロピアン・オープン(European Open 2019)以来となる優勝が懸かる決勝では、第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)と激突する。メドベージェフとは過去に2度対戦し、いずれもストレートで敗れている。

 メドベージェフは第2シードのフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)に6-4、7-6(9-7)で勝利し、決勝に進出した。(c)AFP