【2月22日 AFP】ロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)の創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏(61)は22日、国民に対し、ウクライナ入りしている同社の戦闘員に正規軍から弾薬の供給を受けられるよう、軍に圧力をかけてほしいと呼び掛けた。

 プリゴジン氏はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)への投稿で、国民に抗議を促すには至らなかったものの、「運転手」から「客室乗務員」まですべての人に協力を要請した。

「ロシア人一人一人が自分にできる範囲で『ワグネルに弾薬供給を』と声を上げさえすれば、これは大きな意味を持つ」と述べた上で、「彼ら(正規軍)が弾薬をわれわれに供与するよう、われわれが仕向ける」と主張した。

 ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の盟友で、長年暗躍していたプリゴジン氏に対しては、ワグネル戦闘員がウクライナ東部の都市への攻撃の先陣を切る中、ここ数か月注目が集まっている。同氏は21日にも、ロシア軍上層部が「背信行為」に及んでいると非難し、大きく報じられたばかり。(c)AFP