【2月22日 AFP】ロシアで約10か月にわたり収監され、昨年12月に囚人交換で釈放された米女子バスケットボール選手のブリトニー・グライナー(Brittney Griner)が、所属していた米女子プロバスケットボール(WNBA)のフェニックス・マーキュリー(Phoenix Mercury)と1年間の再契約を結んだ。チームが21日、発表した。

 グライナーはマーキュリーで9シーズンプレーし、2014年には優勝を経験したが、ロシアで服役中だった昨季は欠場していた。

 マーキュリーのジム・ピットマン(Jim Pitman)ゼネラルマネジャー(GM)は「今後も球団の資源を使ってコートの内外でサポートしていく。彼女が心から愛するバスケットボールに戻ってこられて非常にうれしい。これは特別な契約であり、われわれ全員にとって特別な一日だ」とコメントした。

 リオデジャネイロ五輪東京五輪で米代表の2大会連続の金メダル獲得に貢献したグライナーは昨年2月、ロシア入国時に荷物から少量の大麻オイルが見つかり、違法薬物密輸の疑いで逮捕されて服役していた。(c)AFP