【2月19日 AFP】米マイアミのアートフェアで、米アーティスト、ジェフ・クーンズ(Jeff Koons)氏のガラス彫刻を来場者がうっかり倒し、粉々になる出来事があった。

 粉々になったのは「バルーン・ドッグ」シリーズの青い小型サイズの作品。4万2000ドル(約560万円)相当の価値がある。

 芸術地区ウィンウッド(Wynwood)で行われていたVIP向け内覧会での出来事で、中にはパフォーマンスアートや演出だと思った人もいた。クーンズ氏は会場にはいなかった。

 作品のスポンサーであるベルエア・ファインアート(Bel-Air Fine Art)は地元紙マイアミ・ヘラルド(Miami Herald)に、来場者の女性は作品を壊すつもりはなかったとし、保険で補償されると述べた。

 クーンズ氏の作品はオークションで9100万ドル(約122億円)の値が付くこともある。

「バルーン・ドッグ」シリーズは30センチ弱から3メートルを超えるものまで大きさはさまざまで、鮮やかな色をしている。(c)AFP