【2月16日 AFP】ロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)の創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏は16日までに、ウクライナ東部ドネツク(Donetsk)州の激戦地バフムート(Bakhmut)の制圧にはさらに2か月かかる可能性があると認め、その原因としてロシア軍上層部の「途方もない官僚主義」があると批判した。

 約1年前に始まったロシアによるウクライナ侵攻の中でも、バフムートでの戦闘は最も長期に及んでいる。

 プリゴジン氏は16日未明までに行ったテレグラム(Telegram)への投稿で、バフムート制圧は「3月か4月になると思う」とし、同市掌握には「あらゆる補給ルートを断たねばならない。これは大仕事だ」との見方を示した。

 その上で同氏は「思うように前進できていない」と認め、「軍の途方もない官僚主義がなければ、バフムートは新年を迎える前に掌握できていたと思う」と記した。(c)AFP