【2月16日 CGTN Japanese】中国科学院の宇宙科学特別プロジェクト「太陽風・磁気圏相互作用パノラマイメージング衛星(英語略称:SMILE、中国語愛称:『微笑』衛星)」のミッションチームはこのほど、オランダにある欧州宇宙機関の欧州宇宙技術センターを訪れ、プロトタイプ機とロケットの共同試験を実施し、インターフェースのドッキング、衛星の分離、衝撃試験を順調に終えました。

 チームは、人工衛星が開発段階で構造が合理的かどうかを検証するための試作品の三つのモジュールの総組み立て、集積、各種準備作業を順調に終えました。中国の衛星チームが欧州宇宙機関で完成品の集積と組み立てを行うのは今回が初めてのことです。

「微笑」衛星プロジェクトは、中国が欧州宇宙機関と初めて実務レベルで協力する宇宙科学探査ミッションです。中国科学院超小型衛星革新研究院が衛星の開発を、欧州のアリアンスペース社が運搬ロケットの開発をそれぞれ担当し、2025年の打ち上げを予定しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News