バイエルンがエムバペ復帰のPSGに先勝、コマンが決勝G 欧州CL
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【2月15日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)は14日、決勝トーナメント1回戦第1戦が行われ、キングスレイ・コマン(Kingsley Coman)が唯一のゴールを決めたバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)が1-0でパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)に先勝した。
バイエルンは53分、アルフォンソ・デービス(Alphonso Davies)のクロスにノーマークのコマンが合わせて先制。PSGもけがから復帰して交代出場したキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が82分に同点ゴールを決めたかに見えたが、折り返しを送ったヌノ・メンデス(Nuno Alexandre Tavares Mendes)がわずかにオフサイドだったとして得点は認められなかった。
バイエルンは終盤、ベンジャミン・パヴァール(Benjamin Pavard)が退場して10人となったが、逃げ切りを果たした。一方のPSGは、エムバペを投入してからは優勢に見えた中で悔しい結果となったが、守護神ジャンルイジ・ドンナルンマ(Gianluigi Donnarumma)のファインセーブがなければ点差はさらに大きくなっていた。
チームは3月8日に行われる敵地での第2戦で逆転突破を目指す。事前の予想に反し、この試合で復帰したエムバペは「不利な状況ではあるが、相手を苦しめる力があるところは見せられた。次はとにかく、全員が確実にいい健康状態を保って、アウェーで突破を目指す必要がある」とコメントした。
PSGの下部組織出身で、得点後にゴールを喜ばなかったコマンは、「少し奇妙な感じだった。僕はこのクラブ、この街で育ち、ここで生まれたから、喜ぶのは難しかったが、最終的に勝利できて非常にうれしい」と話した。
エムバペに代わって先発したPSGのウォーレン・ザイールエメリ(Warren Zaire-Emery)は、16歳343日というチャンピオンズリーグ決勝トーナメントの最年少先発出場の記録を作った。(c)AFP/Andy SCOTT