【2月12日 AFP】22-23フランス・リーグ1は11日、第23節の試合が行われ、負傷者と胃腸炎による離脱者が続出している首位パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は、1-3でASモナコ(AS Monaco)に敗れた。

 得点はすべて前半に生まれ、モナコがアレクサンドル・ゴロビン(Aleksandr Golovin)のゴールで開始4分に先制すると、さらにウィサム・ベン・イェデル(Wissam Ben Yedder)が追加点を挙げてリードを広げた。

 PSGも16歳のウォーレン・ザイールエメリ(Warren Zaire-Emery)のゴールで1点を返したが、モナコは前半アディショナルタイムにベン・イェデルがこの日2点目、今季の公式戦通算19点目を決めて突き放した。

 PSGはリーグ首位を維持しているが、同日クレルモン・フット・オーヴェルニュ63(Clermont Foot Auvergne 63)に2-0で勝利した2位オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)との勝ち点差は5に縮まった。

 14日にバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)決勝トーナメント1回戦第1戦を控えるPSGだが、チーム得点王のキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)は太ももの負傷で欠場する見通しで、ハムストリングのけがでモナコ戦遠征を回避したリオネル・メッシ(Lionel Messi)も回復が間に合うかは不透明となっている。

 さらに司令塔のMFマルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)、MFレナト・サンチェス(Renato Sanches)、DFノルディ・ムキエレ(Nordi Mukiele)も負傷でモナコ戦は招集外となり、さらにメンバーの何人かは、胃腸炎で試合当日の朝もベッドに伏せていたことが判明した。

 経験豊富なセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)とアクラフ・ハキミ(Achraf Hakimi)は後半からの出場にとどまった。一方でプレスネル・キンペンベ(Presnel Kimpembe)は、W杯カタール大会(2022 World Cup)前の負傷以来となる出場を果たした。

 クリストフ・ガルティエ(Christophe Galtier)監督は、「今出られる選手で、できることをやっていくしかない。PSGでこういう話をしなくてはならないのは奇妙なことだが、それが現状だ」とコメントした。(c)AFP/Andy SCOTT