ロシアのフリゲート艦、南ア入港 中国と3か国で合同演習実施へ
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【2月14日 AFP】南アフリカ・ケープタウンに13日、ロシア海軍のフリゲート艦が入港した。ロシアによるウクライナ侵攻開始から1年が迫る中、17日から中国、南アとの合同軍事演習が予定されており、物議を醸している。
在ケープタウン・ロシア領事館はツイッター(Twitter)に、フリゲート艦「アドミラル・ゴルシコフ(Admiral Gorshkov)」の写真を「ダーバン(Durban)に向かっている」とのコメントを添えて投稿した。
3か国の合同軍事演習「モシ(Mosi)」は27日まで、ダーバンとリチャーズベイ(Richards Bay)沖で実施する。「モシ」はツワナ語で「煙」を意味する。
南アからは350人以上が参加する。3か国が合同軍事演習を行うのは今回で2回目。
24日はウクライナ侵攻開始から1年に当たる。
南アは中立を保ちたいとして、ロシアによるウクライナ侵攻を非難していない。
南ア最大野党「民主同盟」の議員はAFPに対し、アドミラル・ゴルシコフは演習後、黒海(Black Sea)に向かいウクライナ侵攻に参加すると指摘。南アが侵攻の共犯と見なされる懸念があるとし、「ロシアのプロパガンダショーに引っ張り込まれた」と演習を非難した。
AFPは南アのロシア領事館と大使館にコメントを求めたが、回答は得られなかった。(c)AFP