【2月12日 AFP】】トルコとシリアを襲ったマグニチュード(M)7.8の地震発生から11日で5日が経過し、両国の死者数は計2万8000人を超えた。

 がれきに埋め尽くされた被災地では、生存者の奇跡的な発見も続いている。震源に近いトルコ・カフラマンマラシュ(Kahramanmaras)では、70歳の女性が救出される様子を国営トルコ・ラジオ・テレビ放送(TRT)のTRTハベル(TRT Haber)が伝えた。

 半国営アナトリア(Anadolu)通信によると、南部アンタキヤ(Antakya)では、生後2か月の赤ちゃんが地震発生から128時間後に救出された。

 2歳の女児、妊娠6か月の女性、4歳の女児とその父親が救出されたとの報道もあった。

 国連(UN)は、トルコ、シリア両国で少なくとも87万人が温かい食事を必要としており、またシリアだけで最低5.3万人が住む家を失ったと明らかにした。世界保健機関(WHO)は、約2600万人が地震の影響を受けたとしている。(c)AFP/Fulya Ozerkan with Omar Haj Kadour from Bab al-Hawa crossing