【2月12日 CGTN Japanese】中国とケニアが共同建設したナイロビ高速道路の通行台数はこのほど累計で1千万台を突破しました。

 ナイロビ高速道路は2020年9月に着工し、2022年5月に試験運行を開始しました。これまでの通行台数は累計で1千万台に達しており、ここ1カ月の平日の通行台数は5万台、1日の最高通行台数は6万3000台に達しました。

 同高速道路はナイロビの中心部とジョモ・ケニヤッタ国際空港を結び、ナイロビのセントラル・ビジネスエリア、国会議事堂、大統領府などの重要なランドマークを経由し、全長27.1キロで、市街地の渋滞を大幅に緩和しました。これにより、空港から市街地までの通行時間は元々の2時間から20分に短縮されました。

 また、ノンストップ自動料金支払いシステム(ETC)は現地で初めて導入されたもので、現在までにETCカードの発行量は12万枚を突破し、ETC利用者の割合は当初の27%未満から70%に上昇しました。

 なお、ナイロビ高速道路は建設段階で、現地に6000人以上の雇用を生み、管理と運営に際しては600人の現地従業員が雇用されました。同プロジェクトは300万人近いケニア人に直接的な利益をもたらしました。

 ケニア交通省のムブグア交通副大臣は、ナイロビ高速道路は、この地域の人々の、良好な交通ネットワークを持つという夢を叶えてくれたと語っています。(c)CGTN Japanese/AFPBB New