【2月5日 CGTN Japanese】中国の鉄道車両メーカー「中国中車」傘下の「青島四方機車車両」は1月31日、アラブ首長国連邦(UAE)の鉄道会社「エティハドレール」と、運行時速200キロの高速内燃高速列車21両(3本)、最大140両(20本)の追加購入オプション、関連する全列車の15年間のメンテナンスサービスを含む旅客輸送内燃高速列車プロジェクト供給契約に調印しました。中国の旅客輸送内燃高速列車が同国に輸出されるのは今回が初めてで、同国初の幹線鉄道旅客輸送サービスの構築を後押しすることになります。

 契約によりますと、同プロジェクトの列車は動力集中型の高速内燃高速列車で、最高運行時速は200キロ、構造時速は220キロです。列車は、UAEの国家鉄道運営のニーズと、高温で風が強く砂ぼこりが多いという気候を考慮し、先進的な基準と技術を採用します。列車内には一等席、二等席、ファミリーゾーンが設けられ、先進的な空調システム、車内Wi-Fi、充電ポートなどが備えられます。

 この現代化高速内燃高速列車は、2025年にUAEの国家鉄道で試験運行が始まる予定です。同国初の幹線鉄道旅客輸送サービスの構築を後押しするとともに、重点都市をより速く高効率に結ぶ交通手段となり、移動時間が大幅に短縮されることになります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News