【2月10日 AFP】サッカー元フランス代表主将のパトリス・エヴラ(Patrice Evra)氏が、2019年に同国リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に対して同性愛嫌悪の暴言を吐いた問題で、仏パリの裁判所は9日、エヴラ氏に罰金1000ユーロ(約14万円)を命じた。

 エヴラ氏はイングランド・プレミアリーグの古巣マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)がPSGに勝利した欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)の試合後、第三者がソーシャルメディアに投稿した動画の中で同性愛嫌悪的な発言をした。問題の動画は拡散され、エヴラ氏は謝罪したが、二つの団体から告発されていた。

 エヴラ氏は判決を受け入れている。担当弁護士は「誇張された騒動に終止符を打つ判決だ」と述べ、「パトリス・エヴラは以前から積極的に同性愛嫌悪反対の声を上げ、あらゆる差別への反対を繰り返し主張してきた」とコメントした。(c)AFP