【2月9日 AFP】サッカーのクラブW杯(2022 FIFA Club World Cup)は8日、モロッコ・ラバトで準決勝が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid、スペイン)は4-1でアル・アハリ(Al-Ahly SC、エジプト)を下し、決勝に進出した。

 欧州王者のレアルは前半終了間際にビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)のチップキックで先制すると、後半開始直後にフェデリコ・バルベルデ(Federico Valverde)が追加点を決めた。

 しかし、10度のアフリカ制覇を誇るアル・アハリのアリ・マールール(Ali Maaloul)にPKで1点を返されると、その後は思った以上に神経質な時間を過ごすことになり、ルカ・モドリッチ(Luka Modric)がスタンドから顔に照射されたレーザーポインターに気を取られたのかPKを失敗した。

 それでもレアルは、アディショナルタイムにロドリゴ(Rodrygo Silva de Goes)がダニ・セバージョス(Dani Ceballos)とのコンビネーションから3点目を決め、さらにセルヒオ・アリバス(Sergio Arribas)が勝利を締めくくる4点目を挙げた。

 レアルは11日の決勝で、アル・ヒラル(Al Hilal、サウジアラビア)と対戦。アル・ヒラルは準決勝で南米王者フラメンゴ(Flamengo、ブラジル)に勝利している。

 レアルのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は試合後、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)とエデル・ミリトン(Eder Militao)が、その決勝を前にチームに合流するだろうと述べた。太ももの負傷により、週末のリーグ戦に続いてこの日の準決勝を欠場した両選手だが、決勝では出場の可能性がある。(c)AFP