【2月8日 CGTN Japanese】シリアとの国境に近いトルコ南部で6日にマグニチュード7.8の地震が発生したことを受け、中国政府は7日、緊急人道支援メカニズムを発動し、トルコの震源地に救援隊を派遣しました。北京市消防救援総隊、中国地震応急捜救センター、応急総病院のスタッフを中心に82人からなる救援隊は7日午後4時ごろ、21トンに及ぶ救援装備と物資を携えて、中国国際航空のチャーター便で首都空港を出発し、トルコ南部アダナ市の空港に現地時間8日午前3時30分ごろに到着しました。

 中国国内の各界からもトルコとシリアに援助の手が差し伸べられています。民間の「公羊救援隊」は、今回の地震で最も大きな被害を受けたトルコの被災地で救援活動にあたる先遣隊を派遣しました。浙江省、江西省、重慶市の「藍天救助隊」もそれぞれ被災地に向かいました。江西省の救援隊は隊員16人中2人が女性です。

 国家国際発展協力署の鄧波清副署長によりますと、中国は第一陣としてトルコに4000万元(約7億8000万円)の緊急援助を提供します。中国政府は今後、被災状況と実需に基づき、引き続きトルコとシリアにできる限りの援助を提供していく方針です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News