■ラベル変更で「疑念を持たれる余地をゼロに」

 消費者によるボイコットは生産者にとっては好機だ。「キャビアがロシア産でないことを説明するいい機会」とワコミアックビンニッカさんは言う。

 実際、ロシア産の天然キャビアが国際市場に出回ってからはもう何年もたつ。

「キャビア生産において、カスピ海は何ら重要ではなくなった」。このように話すのはアントニウス・キャビアの養殖施設の一つを統括するマレック・シチュコウスキさんだ。

「世界で売られているキャビアの大半は養殖物で、これはロシアでも同じだ」

 アントニウス・キャビアの商品ラベルには「Proudly produced in Poland(誇りをもってポーランドで生産)」と書かれている。また以前は「チョウザメの卵」の前に「ロシアの」と書かれていたが、これからは単に「チョウザメの卵」と表示される。

 ワコミアックビンニッカさんは、「顧客からの要望があり、ラベルを変更している。疑念を持たれる余地をゼロにするために」と説明した。(c)AFP/Bernard OSSER