【2月8日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は7日、連邦議会の上下両院合同会議で一般教書演説を行った。中国の「偵察気球」が米上空に飛来し撃墜する事態に発展したことについて、中国と協力する用意はあるとしながら、国益を守る姿勢を強調した。

 大統領は気球撃墜について、「仮に中国がわが国の主権を脅かすならわれわれは国を守るため行動する。実際にそうした」と語った。

 また、ロシアの侵攻を受けるウクライナについては、会場に招待された同国のオクサナ・マルカロワ(Oksana Markarova)駐米大使に向かって、「われわれは必要な限りあなた方を支える」と呼び掛けた。さらに「わが国は欧州だけでなく世界中がより自由に、より尊厳を持てるように、より平和になるように行動していく」と述べた。(c)AFP