【2月11日 CGTN Japanese】中国の「南水北調」とは、南方地区の水を北方地区に送り、北部の慢性的な水不足を解消するプロジェクトです。

 中国南水北調集団の発表によりますと、南水北調プロジェクトの中部ルート第1期工事は2014年の全面開通から2023年2月5日現在までに、累計600億立方メートルの水を輸送しました。中国で長江に次いで2番目に長い川である黄河(Yellow River)の年間の総流量は約580億立方メートルです。この第1期プロジェクトはこれまで中国の北方地区に黄河の1年分以上に相当する水を送っていることになります。 

 送水開始から8年間、南水北調プロジェクトの東部ルートと中部ルートは、沿線の42の大規模・中規模都市、280以上の県(市・区)の1億5000万人以上に恩恵をもたらしました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News